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2014-05

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カラダでオーケストラ! 2014年3月23日 - 2014.05.08 Thu

みなさん、こんにちは。
教文コミュニティダンス部のたかこです。
2013年度最後の定例ワークショップのレポートをします。
2014年3月23日(日)、場所は教文の401室にて。
ファシリテーターは高橋ちひろさんです。

今回は全部で18名の参加者(ファシリテーター含む)がありました。
振り返ってみると、今年度はみなさんのおかげでたくさんの参加があり(はじめて参加してくださった方もたくさんいらっしゃいます)、教文コミュニティダンス部ファシリテーターの一人として、あらためて御礼申し上げます。

ご参加、ご協力ありがとうございました。

今回のワークショップのタイトルは「カラダでオーケストラ!」と言います。
実は2013年7月に札幌市教育文化会館小ホールで行われたカルチャーナイトというイベントでも同じ名称のワークショップを行いました。
この二つのWSは、名前は同じでも内容が違うので、はじめに少しだけそのときのことを書いておきます。

☆はじめに:「カラダでオーケストラ」とは
クラリネット奏者の山本郁実さん、美術家でダンサーでもある齋藤智仁さんをゲストに向かえ、教文コミュニティダンス部のファシリテーターの櫻井ひろを中心として、高橋ちひろ、岩澤孝子を加えた5名で、20分程度の作品を創り、デモンストレーションしました。

クラリネットが奏でる現代音楽(メシアン)ではじまり、後半の陽気なサンバのリズムにむかって徐々に盛り上がっていくというなんとも不思議な、でもなんだか楽しい作品ができあがりました。
クラリネット以外にも、カホンや笛、鈴、太鼓、タンバリンなどの鳴りものを即興的に用いて、踊り手が楽器を奏でながら踊る楽しくも不思議な世界観にみちた作品です。

その後は、参加者とともに、言葉をつかわず身体を存分につかって、音やリズム、音楽(と動き)を生み出すWSを行いました。
私たち5名は、このWSの間は言葉を使わず、参加者と身体でコミュニケーションするときめていましたので、WSをやる前は、参加者の心と身体を動かし、楽器を手に持ってもらって踊りながら音を繰り出していくよう促すのは難しいかな、と思っていました。
けれども、実際やってみると、言葉に頼らないでいると、逆に参加者の集中力をひきだし、ノンバーバルなコミュニケーションや表現に結びつけていく近道なのかもしれないなと感じました。

WS中も、上演作品で用いたのと同じように、タンバリンなどの手に持って踊れる小さな打楽器を道具として使いました。

難しく考えずに音をならして参加者とコミュニケーションをとっているうちに、同時に動き(ダンス)もうまれ、リズムも生まれ、動きを伴った音のエネルギーがWS空間を満たしていきました。

それはまるで、オーケストラ(といったら言い過ぎかもしれませんが)、様々な身体という楽器をもつ人々が奏でる音のシンフォニーが生まれた瞬間でした。

☆今回の「カラダでオーケストラ!」

さて、今回は、ファシリテーターをつとめた高橋ちひろが、「からだが音を奏でる」とはどういうことなのかをあらためて考え、「カラダでオーケストラ」を大幅にリメイクしました。

参加者のみなさんが気づいたかどうかわからないのですが、今回の最も大きな特徴は、いわゆる音楽(音源)をまったく使わなかったというところにあります。

教文コミュニティダンス部ではファシリテーターが用意した音源をCDとして使う場合や、楽器による即興生演奏を導入することがよくあります。

カルチャーナイト版の「カラダでオーケストラ!」では、楽器の生演奏がWSのキーでした。
けれども、今回はあえてそういった音/音楽/楽器を用いずに、からだだけで音楽を表現するというチャレンジをしてみたのです。

ダンスにとって音楽というものは、まるで家族みたいな、切っても切りはなせない存在です。
人々の身体の中に潜在する音楽性をダンスとして、動きとして引き出していこうとする今回の「からだでオーケストラ」。どんなものだったのか、振り返ってみます。

1.自己紹介「音楽とわたし」
まずは、輪になって座ります。今回のWSは「カラダでオーケストラ」ということもあり、「音楽とわたし」というテーマで、自己紹介をしました。
吹奏楽、ピアノ、三味線、バイオリン、三線(さんしん)、ベースギター、歌、など(口笛や草笛なんていう人も…)、みなさん子どもの頃からいろんな音楽に触れていたことがわかります。
でも、「ものすごく音楽が得意だ!」と言い切るひとが少なかったのが面白かったです。

2.リズム遊び
次に、輪になって座ったまま、リズム遊びをしました。
手拍子で、ひとりずついろんなリズムを刻み、それをみんなで復唱するというかたちです。
一番シンプルな4拍子「タン、タン、タン、タン」からはじめて、「タン・タタン、(休み)タータッ」など、一人一人異なるリズムを手拍子でどんどん創ってみました。

3. 身体のチューニング 
学生時代、吹奏楽部に所属していたファシリテーターのちひろさんが、楽器のチューニングというアイデアを応用して、「身体の調子を見る(調整する)マッサージ」を教えてくれました。

楽器は気候条件によって、日々刻々と調子が変わるそうです。
毎日丁寧にチューニングをして、楽器を調整してあげると調子がよくなる。
身体も同じですね。
座ったままの状態で足の親指のマッサージからゆっくりじんわりと手でマッサージしていきます。

IMG_5749a.jpg

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手はおなじみですけれど、「足の指をからめる」ってやったことなかった。

指の間、足裏、足の甲、足の側面、裏から表から手指を使って丁寧に押したりさすったりします。
15分くらいゆっくりマッサージしてから、立ちあがり、足裏で床面を感じながら歩くと、いつもと少し違った感触が確かめられました。

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身体、特に「胸椎」を緩めるのが大事なのだそうです。
その可動域を拡げると、よい身体のチューニングになるのだ、とか。



4.音楽記号を動く
調子が整ったので、カラダで音楽を奏でていきます。

音楽(西洋音楽)の楽譜には、演奏の方法を指示する記号がたくさんあります。まずはそれらをヒントに身体を動かしてみました。

例えば、テンポ。楽譜には「普通のはやさで」とか、早く、遅くといった指示があります。
それを「歩く」という単純な動作で表現してみます。
部屋の中を自由な方向にむかってそれぞれ歩くのですが、ファシリテーターの指示に従って、その速さを変えてみました。

次に、音程。
音の高さの変化を身体で表します。
テンポの時と同じように、部屋の中を歩き回りながら、低い音、高い音を身体の高さやポーズで示します。
低い音はまるで蛇のように地面を這うように動いていたり、その質感をイメージしながら、動きます。
それに音の大小(強弱)の要素も加えるとさらに面白くなります。

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音の高低は、音表現の質感も変化させる。

それから、全員で輪になって、音楽の演奏法に関わる記号を表現してみました。

テヌート(その音の長さを充分に保って演奏する)、スタッカート(その音の約半分の長さで演奏する)、スラー(音を途切れさせずに滑らかに演奏する)といった記号です。

輪の中にいる一人一人が一つの性格をもった音となり、それをテヌートやスラー、スタッカートなど異なる手法で隣の音(人)につないでみる、というものでした。
音と音のつなげ方に目を向けると、新しい表現が生まれてきます。

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一人一人の音の表現だけでなく、その「つなげ方」に目を向けると新しい表現が見えてくる。

5.デュエット、ハーモニー、ユニゾン
次に二人、ないしは複数のグループで、音のシンクロ(共振)やハーモニー(調和)、ユニゾン(斉唱)などを表現する段階へ進みます。

まずは、二人組になって横に並んでいろいろなポーズや動きをしながら移動します。
横にいるペアの相手を感じ、シンクロしながら、同じように動いていきます。
ただ歩くだけでもいいし、四つん這い動いても、よし。
相手がいるとなるとチャレンジしたい気持ちになるのが不思議ですね。

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デュエット。二人横並びでシンクロしながら動いていく。

次は、ハーモニーを身体で味わいます。
やっぱり二人組です。
一人はメロディ。もう一人はそのメロディに調和するような動きで反応するというものです。

カラオケではよく、「ハモり」が上手な人いますよね。
メインで歌っている人に別の音、調和する音を被せるとより美しい響きが空間に広がります。あんな感じです。
もちろん、ダンスの場合、「和音」のように決まった型があるわけじゃないので、ハモる人次第でそのハーモニーのあり方は無限に広がっています。

でも、見ていると、やっぱり、お互いがコミュニケーションをはかろうとしているかどうかが、とても大切な部分なのだとわかってきました。

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ハーモニー(調和)。一人がメロディを奏でるように即興で動き、もう一人はそれに調和すると思われる動きで反応していく。

最後に全員で即興ユニゾン。

列の先頭にいる人がユニゾンのリーダーです。
その人の即興的な動きに合わせて、できるだけ同じタイミングで動きます。
でも、自然とすこしずつ動きがずれるので、それが大きなうねりのようになって、奥行きのある立体的な表現になります。

IMG_5939a.jpg
ユニゾン1)列の先頭にいる人のマネをして動く。

ユニゾンの隊列を変えれば、見え方も変わってきます。
一列ではなく、四角形(三角形でもいいです)に並びます。その正面の頂点にいる人がリーダーになります。動いている内に方向が変化しますので、どんどんリーダーが交代していきます。

IMG_5957a.jpg
ユニゾン2)四角形の頂点にいる人のマネをして動く

リーダーのマネをするのが基本ですが、動きを真似ることに必死になるのではなく、周囲の浪、流れになるような感じでいると、全体として自然な動きになっていました。

6.最後に壮大な交響曲(シンフォニー)へ
最後に、2グループに分かれて、壮大なシンフォニーを奏でます。
これまでにおこなった ペアの動きやユニゾン、ソロの動きを混ぜてみました。

参加者の完全な即興にまかせるのではなく、ファシリテーターのちひろちゃんのナビゲーターに従って動きます。

「○○さんと○○さんはペアでハーモニー」とか、「5人でユニゾン」とか、「○○さんはソロで動く」といった指示に促されるように動いていきます。

まるで壮大なシンフォニーのような表現になっていて、感動しました。

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コミュニティダンスの交響曲(シンフォニー)。
ソロ、ユニゾンなど、様々な要素が混ざり合って、響き合う壮大なオーケストラ。


ダンスがむくむくと立ち上がる瞬間というのがあります。
それってもしかしたら、こんな風に「カラダで奏でる」ということなのかな、と感じた一日でした。

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